8月28日だったので、ほぼ一ヶ月更新しなかったことになる。
その間に阪神タイガースは待望の優勝マジックが点灯、順調に
減らして今やマジック3。最近のファンの話題は「その日」が
いつかということに集約されつつある。ま、今日は村上ファンド
さんが別の話題を提供してくれたけれど。
それにしても、最後に更新した8月末頃は中日が猛追、いや
むしろ併走しているような感じで、今年はマジックはつかない
のではないか、勝率一位と勝利数一位を分けあって、セリーグ
初のプレーオフが開催されるのではないかとも思われたのだが、
転機となったのは9月7日の「あの試合」だったのではなかろうか。
審判の判定に岡田監督が珍しく猛抗議、選手をベンチに引き上げ
させてしまった。その後、試合は再開されたものの、動揺する
ナインの姿を見て、監督が笑顔でマウンドに―。「無茶苦茶やっ
たれ。打たれてもかめへん。悪いのはお前たちじゃないんだから」
開き直った久保田がピンチをしのぎ、微妙な判定に泣いた中村豊が
決勝ホームランを放った。みんなの悔しさ、腹立たしさを監督が
見てくれている。そして、ベンチとフィールドの誰もが、同じ
気持ちを共有している―。一丸野球を掲げて戦った、'85年の阪神
タイガース。将の言葉は、'85年V戦士から後輩たちに向けたメッ
セージでもあったように思う。
そして、10日午後にはあまりにも絶妙なタイミングで星野SDが
残留表明。来年もタイガースは一つ、ベンチもフロントもがっちり
スクラムを組んでいくのだという安堵感からかカープに大勝、この
試合以降しばらくは打線が爆発し続けた。その間に、あれだけの
勢いで追いかけてきていた中日はなぜか苦戦続きとなり、9月14日
にはとうとう阪神に優勝マジック13が点灯、以降、比較的順調に
マジックを減らし続けて現在に至っている。
今、優勝マジックは3。本当にもう一踏ん張りのところまでやって
きた。明日から甲子園で対読売戦。ここで決まるのが理想だろうが、
ここしばらく中日も持ち直して連勝しており、どうなるかわからない。
ただ、果実はすでに手中にある。あとは落っことさずに口の中に
放り込むだけだ。「その日」が一日も早く来ることを願って―そして、
「あの三文字」を声高に叫ぶ日が来ることを願って、元気出して行き
ましょう。




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