WBAライトフライ級王座決定戦12回戦、相手はベネズエラの
ファン・ランダエタ。
第一ラウンド終了間際、亀田はプロ入り後初のダウンを喫し、
苦しい展開に。さすがに相手は世界ランキング1位だけあって
これまで戦ってきた相手とはまるで違うという印象を持った。
いつものように両腕でガードを固めて前に出ていく独特のスタ
イルの亀田に対し、同じような前屈みの姿勢で懐を深くする
防御スタイルなどを見ると、ランダエタも亀田の戦い方をよく
研究してきていたのだと思う。
しかし、亀田は徐々に落ち着きを取り戻し、ボディーを
中心に攻撃を組み立てていく。中盤はかなり優位に立って
いるように見えた。亀田は6回にバッティングで右目の上
あたりを切ってしまうが、8回には血は止まっていた。
その後、9回、10回あたりは完全にペースをつかみ、倒す
チャンスもあったように思えたが、ランダエタは持ちこたえ、
逆に11回、カウンターから連打を浴びた亀田は足がもつれ、
クリンチでなんとかダウンを逃れるのが精一杯。ダメージの
残る最終ラウンドも苦しそうだったが、終了間際には相手を
倒しそうになる一瞬もあった。とはいえ、終盤の11回、12回
と苦戦を強いられたこともあって、判定負けかなぁ、と思い
ながらテレビを見ていたのだが、判定2対1で亀田の勝利。
一家の悲願だったチャンピオンベルトを獲得した。
微妙な判定となったが、終盤倒れそうになっていたものの
なんとか踏ん張り、12回というスパンで見れば、亀田が優勢
だった時間が長かったようにも思う。
ともあれ、試合終了後はいつものようなパフォーマンスも
なく、ただ泣き崩れ、世界のベルトを父の腰に巻いた姿に
ついこちらも涙腺がゆるんでしまった。今日のあの姿が、
ボクサー亀田の真情なのだと思う。早くから亀田三兄弟として
注目され続け、弟たちのためにも負けられないという強い思い、
そのプレッシャーとも戦ってきて大変だっただろうとも思う。
日本で三番目の若さで世界のベルトを奪取した亀田興毅選手。
今度は同じライトフライ級の大先輩である具志堅用高氏の防衛
回数13回を抜くような活躍を期待したい。
おめでとう、亀田興毅選手。





純粋な親子関係が、お金に埋もれていくような。。。
そんな気がしている 闇市オーナー daddyでした!
わはははは、まぁ大きなお金が動きますからね。なにやら大晦日に同一カードの再戦を、ということになりそうな気配ですね。もし実現したら、今度こそ文句を言われない豪快な勝ちっぷりを期待したいです。