マトリックスという宣伝文句に惹かれて購入した。
かつて、人間でありながら異種(アザーズ)と呼ばれる者
たちが光の側と闇の側に分かれ、戦争を繰り広げたが勝負の
つかないまま休戦協定が結ばれ、その後1000年もの間、二つの
勢力が見張りあうようなかたちで世界は平和に保たれている」
という設定自体はマトリックスというよりもむしろ、同じく
キアヌ・リーブス
気がする。しかし、スローモーション、ストップモーションを
多用した映像表現や暗い夜のシーンでも真っ黒なサングラスを
かけている主人公たち(笑)といったあたりが「マトリックス
的」ということなのだろう。そういえば、英語字幕を使った
演出がどこかコミック的であり、実写版ドラゴンボール(笑)
ともいえるような「マトリックス・レボリューションズ」に
おけるネオとスミスの最終決戦の場面を想起させたりもする
(もっとも、この字幕を使った演出はマトリックスシリーズ
でも使われておらず、本作独自のスタイルである)。
だが、マトリックスシリーズで描かれていた「コンピュータが
生み出した仮想世界」のスタイリッシュでどこか無機的な印象は
なく、ロシアの現実世界でむさ苦しい(失礼!)人間(アザーズ)
たちが痛みを伴う戦いを繰り広げている、ダークでヘヴィな世界
観がやはり「ロシア版」あるいは「ロシアの」という接頭辞を
はずせない最大の理由なのだろう。主人公の敵役であるデイ・
ウォッチ(この映画でいう闇のアザーズ)のボスが劇中でプレイ
している架空のテレビゲームの画面がちょっとしょぼかったり
するのがある意味象徴的だと思うのだが、ロシア映画を取り巻く
現実の状況、技術力や資金力といった部分をも含めて、なおかつ
マトリックスシリーズを希求して作った作品、そういう意味で
ストレートかつ正当に「ロシアのマトリックス」と呼べる作品
ではないかと思う。言っちゃ悪いが、映像表現の迫力、深さに
おいて本家マトリックスシリーズと比べてはいけない。ただ、
いやに生々しい痛みを感じさせる戦闘シーンに代表されるように
現実の重さ、昏さをともなう娯楽アクション大作という点が少し
異色であり、妙にハマってしまう…作中、ストーリー上必要が
あって、主人公が血を飲むシーンがあるのだが、このときに
主人公が本当に嫌そうな顔をする。ホンマ、シャレにならんよ。
こういう重みが、すごく好みの分かれるところじゃないだろうか。
僕は好きだけど。
ちなみに、この作品は三部作として制作されているとのことで
本国ロシアではすでに第二弾の「Day Watch」が大ヒットしている
という。こちらも日本で紹介されるのが待ち遠しいところだ。
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ダークな雰囲気が好きで、この作品結構気に入っています。まぁ一般的な評価は低いようですが。
「デイウォッチ」のプロモーション映像を観たんですが、かなり面白そうでした。
でも、日本で劇場公開するかなぁ...。
宣伝でマトリックスという言葉を使いすぎたのかもしれませんね。映像表現の派手さとか比較したらやっぱり…というところがありますから。それと、現代ロシアの生活感覚を共有していない我々が観るということにちょっと苦しい部分もあるかなぁ…。
とはいえ、この映画、僕はかなり気に入っています。主人公の側がいわゆる「正義」なのかも今作を観ただけではわからないところ。続編が楽しみです。
ちなみに僕の場合、ロシア映画といえばズバリ「こねこ」です(笑)。