2005年01月18日

不穏な空気

 11日から県営宮城球場の命名権(ネーミングライツ)を
買うスポンサー企業を宮城県が公募しているが、募集期限で
ある18日午後5時を目前に控え、いまだ応募企業が一社もない
という。浅野宮城県知事は記者会見で「楽天には複数の問い
合わせがあると聞いている。最終的に応募がないという事態は
想定していない」とコメントしているという。
 想定してなくて、もし実際にそうなっちゃったらどう
すんの?とは誰もが思うところだろう。もっとも、元々
宮城県側は命名権売却に乗り気でなく、楽天側に押し切ら
れて今回の公募に至ったという経緯があるので、売れなく
ても、県としてはさほど気になることでもないのかもしれ
ない。
 しかし、命名県売却には、3年間にわたり、年間1億5,000
万円以上の収入を予定しており、これが売れないとなると
収入面でもダメージがあるばかりでなく、球団の人気、
信頼性にまで影を落としかねない。とはいえ、宮城球場の
改修工事は大雪の影響などで遅れており、現在の進捗率は
30%とも言われていることなどを考えると、おいそれと手を
出しにくいのも事実だろう。もし、自社の名前を冠した
球場がパ・リーグ開幕の3月26日までに完成しなかったら、
縁起でもないし、自社のイメージダウンにもつながりかね
ない。もう少し、キチンと目途が立たないことには応募
しにくいのではないだろうか。
 それでも、ネーミングライツの問題は球場の改修が間に
あわない場合のことを考えると、まだ大したことはないとも
言える。もし、球団が日程通り試合を実施できない場合、
野球協約では所属連盟会長がホームゲーム主催権を停止し、
他球団に委託する権限を認めているが、もしこの権限を
使うとしても、日程に影響を与えないよう、うまく対応
できるのか。そういえば、三木谷社長ご自慢のシャドー
ストライプのユニフォームもキャンプインに間にあうか
どうかは微妙だというではないか。
 球場改修は開幕に間にあうかどうかわからないが、
全座席をクリムゾンレッドにするとか、一場選手の故郷で
ある群馬県から温泉の湯を持ってきて、足湯を提供するとか
そういうことだけはキッチリ決まっている。ユニフォーム
から地域性を見事なまでに剥ぎ取り、光の具合で線が見える
というところには無駄にこだわっているのとやはり共通して
いる。そう言えば、マスコットの着ぐるみは年間1,000回以上の
イベントに参加するといっていた。皆様ご存知のとおり、
一年は365日、うるう年でも366日しかない。何セットか
つくって、同時にあちこちのイベントに参加すれば、無理
ではないかもしれないが、そんなに、プロ野球チームのマス
コットが活躍するようなイベントが、どこであるのか…。
この1,000回以上という数字の根拠は何なのか…。まぁ、そう
いう体質の会社なのだろう、と言うより他ないのだが。
 だが、鳴り物入りで新規参入した楽天球団が無事に
開幕を迎えられず、パ・リーグの日程変更、楽天主催試合の
削減などということが実際に起こったら、それこそ、ファン
から愛想をつかされる恐れもあり、新たに出直しを図る
日本プロ野球機構そのものがずっこける可能性もなきにしも
あらず、ではなかろうか。そうなったら、誰が責任をとる
のか。よもや、これをネタに、また一リーグ化へ…なんて
シナリオではあるまいな。
posted by よろず主人 at 03:03| Comment(2) | TrackBack(1) | 野球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます〜!

楽天に関して不安なところは山ほどありますが、それも『参入1年目だから仕方が無い』と思うようにしています。
楽天がやろうとしていることはあまり前例が無いことがほとんどですから、それは大変勇気の必要なことです。
だから、とりあえずは静観しないといけないですね・・・という正論は置いといて(笑)

私も『おいおい大丈夫??』と思ってるんです。
ファンあってのプロ野球で、ファンに愛想をつかれてしまったらオシマイです。
自分は東北に住んでいるわけでもないので、地元の空気が分からないのですが、こういうこと(ネーミングライツ・改修工事)が起きて何を思うのでしょうか。
いつまでも暖かく見守ってくれるわけが無いですから、そういう意味で、ものすごく心配です。
Posted by ヒロキ at 2005年01月18日 11:04
 ヒロキさん、コメントありがとうございます。
 先ほどネットで確認したところでは、ネーミングライツに一社の応募があったようです。有識者らで構成する「宮城球場ネーミングライツ懇話会」を20日に開いて応募会社を審査し、新球場名を決定するのだそうです。この場合の有識者って、何に詳しい人なんでしょうか。ま、なんだかわからないことはいろいろあるんですが、とりあえずよかったです。
 …確かに楽天球団は、長い目で見てやらないといけない部分もあるのでしょうし、球界の改革にも意欲的なようですので、新しい試みも多く、旧来のプロ野球ファンが鼻白むようなところがあっても、様子を見ていかないといけないところもあるのでしょう。ただ、新規参入の話題性と(敢えて言えば)もの珍しさで引っ張れるのは、どうがんばっても今年一年が限度かな、とも思います。で、楽天さんがもしも、万が一、ずっこけるようなことがあったら、当然、球界全体に波及し、大変なことになります。昨年の混乱と争鳴が繰り返されることは必定ではないでしょうか。だからこそ、今、しっかりした基礎を築き上げてほしいと思うのです。
Posted by よろず主人 at 2005年01月18日 21:29
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楽天応援歌★ヲヤヂ用ベータ版!?
Excerpt: えっ?楽天の応援歌ってモー娘。だった筈・・ところで、宮城球場のネーミングライツは本日が応募期限で、昨日の時点で応募が0ザーマス。どうなる!?
Weblog: シボンヌの館
Tracked: 2005-01-18 11:29
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